2018年7月24日火曜日

Sさんからの質問

私は、維心館に入会して約3ヶ月を過ぎようとしていますがまだまだ解らないところだらけで悪戦苦闘しています!

私はいま大東流を自分なりにまとめてみましたので、間違いがあればご指導をお願いします。

私の「合気をかける」の認識についてですが

定義

合気をかけるとは、合気がかかった状態にすることである。
合気がかかった状態とは、触れている箇所から合気をかける狙いの箇所(首、腰など)の経路の一部が固まり、不利な体勢となること。
合気がかかった状態になることで、掛けられた側はバランスを保つことが困難になり、適切な方向へ誘導すると簡単に倒れる。
関節の逆をとるものではない。合気がかからなければ普通に動かせる範囲である。
痛みを伴わない。
かかった感覚は、腕がピンと伸ばされる状態で動かせなくなる。
抜き合気の時は、圧倒的な重さで倒される。単純な力ではなく、圧力がかかっている感覚。

手法

全体的に力を抜く。特に合気をかける動作の間は、息を吐きながらより力を抜くことを意識する。
(腕の重みを感じ、相手に預ける感覚で行くと、力を抜く意識より効率的に力が抜けるようだ)
直線的な動作はなく。円運動。
誘導したい方向と逆の方向から始まり、円弧を描いて誘導したい方向に着地するようにする。
逆方向に行って、戻っての直線動作だと2動作になり、察知されやすく、合気が抜ける。
一動作にスムーズにすることでよりかかりやすい。
正面で正対するときは、自分と相手の正中線を一致させる。
2人同時に相手にするときは、2人の正中線のさらに中心と自分の正中線を一致させる。

①典型的な合気上げ、下げの場合
腰、体幹から一体化、連動させて腕に力を伝える。
手の力だけでは効率が良くない。
手<腕<肩<胸<腰と、動かす原点を体の中心から発生させるようにすると、よりかかりやすい。
(私はまだ肩までしか連動できていないと思う。)
脇は締めておく
手の指は揃え、攻めたい方向を指すようにする。
この際、首を攻めたいから首を指す だと、斜め後方に合気がかかり、合気上げがうまく上がらない。
合気上げは自分の目の前でコンパクトに、指が真上を示すようにする。
合気下げは、指が真下を指すようにした後、自分の足に戻って来るようにする。
相手がつかんでくる、一瞬前に迎えに行くようにつかませに行くとうまく合気上げが入る。
掛かりが甘いばあい、さらに円運動を追加することで追い打ちができる

②触れ合気、抜き合気
あえて脇を開けて合気をかけるタイプ
①よりガツンとはかからない。柔らかく誘導するイメージ
肩で描いた円を、肘、手首に連動させるようにする
①より、最初の逆方向へのフェイントが少ない。1/10合気、1/100合気などと先生は表現する。
ここで掛けすぎるとうまく円弧が描けない(掴まれておらず、触れているだけのため)

その他の特徴

個人差がある。しかし、完全にかからない人もまたいない。
かかりにくい人にいかにしてうまく掛けて行くか、弱い方向の見極めが「腕」ではないかと思う。
レベルが高いほど、小さい動作で合気がかけられる。
究極的には円が小さすぎて、「振動」ととらえられることもある。
体が柔らかい人、女性はかかりづらい?
掛けられる方に攻める意思が無ければかかりづらい。
掛けられる方が意識して力を抜くと、かかりづらい。
掛けられる方が意識して力を入れ、ガチガチに固めると、かかりづらい。
ただしこの場合、うまくかかると効果が非常に高い。

といろいろと書きましたが皆様の暖かいご指導をお待ちしています。

2018年7月22日日曜日

維心館(天野道場)10周年祝賀会兼暑気払い

ホームページでもお伝えしていますが、来る8月13日に維心館(天野道場)は発足から10周年を迎えます。これを記念し、また暑気払いも兼ねて、以下の通り昼食会を開くことになりました。

日時:8月4日(土)12:30〜
場所:すぎのや本陣 川越店
   埼玉県川越市大字古谷上字堀ノ内4180
   049-230-4303

予約名は「天野道場」です。なお当日午前中の稽古(川越運動公園)は予定通り行いますが、少し早めに切り上げる予定です。

皆様のご参加をお待ちしています。

2018年7月21日土曜日

米国よりFさんが参加

7月14日の稽古に、米国人(日本在住)のFさんが参加されました。天野先生の隣、青いTシャツの方です。見た目通りのジェントルマンでした。


2018年7月20日金曜日

D氏による稽古の感想

今日の稽古も勉強になりました。ありがとうございました。
合気上げは指先で相手のノドにしっかりと合気をかけること。
大きく重い相手には鋭く力強くかけないとダメだと気付ました。
何事も相手を良く観察しないとダメですね!!
合気がかかった相手に技をかけると軽く感じられます。
もしも重いと感じたら、それは合気がかかっていないということ!
合気下げも相手を誘って、のの字を書くときに指先かまたは手の甲で一瞬相手の首肩に合気をかけることが肝心!
座取りの技で外手を取りに来たのを手の甲を返して引くのをやりましたが、掴みに来る相手の手の中にポーンと投げ込むようにして合気をかけるのは難しかったです。
私は、もっともっと稽古して上手くなりたいです!
最近になってから大東流の面白さをますます感じられる今日この頃です!
触れた瞬間に、相手の攻撃を制し崩し思いのままにコントロールする、それが大東流の妙技ですよね。
合気道の究極の形がここにあると感じました。

人生は短いですから、命ある限り一生懸命に頑張ります。

2018年7月15日日曜日

Nさん撮影の稽古風景

維心館の「武蔵野支部」が発足し、本部より先にFacebookもオープンしました。そこに掲載されている動画です。同支部の次の稽古は8月30日(木)19:00〜21:00、武蔵野総合体育館柔道場です。なお動画の撮影場所は川越運動公園総合体育館の武道場です。

2018年7月13日金曜日

D氏による稽古の感想

この頃、他の人の技を見て欠点が分かるようになった気がします。
合気上げ、合気下げ、そして、ギリギリまで引き寄せて、ワンツーではなくワン動作で技をかけること、流れで投げるのではなく、要所要所で必ず相手の首肩に合気をかけ、腰を取り、フッと力を抜いてその場に落とす、腕や手の力で投げるのではなく、けっして力まず、腰の力や全身の力をしなやかに使って相手を導く、タイミング良く、相手の力をもらって導く、そのような大東流の大切なポイントが少しでも欠けていると技はかかりません。
人の振り見て我が振り直せと昔の人は言いました。
人のふりを見て、その欠点が見えてきたことは進歩だなと自分では思っています。 

2018年7月7日土曜日

D氏による稽古の感想

昨日の北浦和イオンカルチャーでの稽古有り難うございました。
そこでの先生は掴まれる前の瞬間をとらえて崩す技を披露されました。
その時、掴まない、力で押さえつけない、皮一枚を撫でる、途中で止めない、腰を取る、手を前に出し過ぎない、引きつけておいて素早く技を出す、相手の動きをよく見てタイミングを合わせる、掴まれる一瞬前にわざをかける、何かをしようとすると力みがでるので何もしないようにする、ということを先生の動き、お話しから学びました。
いつもながら驚きの稽古の連続でした

2018年7月2日月曜日

K女史による稽古の感想

昨夜、稽古つけて頂きありがとうございました

翌朝、胴着を洗った後、じつはダウンしていました。
おおこれが、皆さん(先輩方の)いつもやっていらっしゃる稽古!
初心者だから、女性だからーと、足を引っ張ってはならじと、必死でついて行ったつもりですけど、、
やはり、先生をはじめ、皆さん優しくケアして下さっているのを感じました。
男性パワーと、技の俊敏な世界に交ぜて頂いている実感に精神は意気揚々としていました。
ありがとうございました。

2018年7月1日日曜日

D氏による稽古の感想

昨日の対短刀に対する稽古は大変に面白かったです。しかし、何度も私は短刀で刺され、死んでしまい、稽古で良かった!と冷や汗ものでした。もっと自分の身は自分で守る技をしっかり稽古しないといけない!と強く感じました。

最後の小手返しのような技はとても勉強になりました。合気道の技には、どれも大きく遊びがあります。天野先生の一瞬で制する、という高度な技は、ありません。動きの中で、リズミカルに、相手を自分の動きに合わせ、つまり同調させて、自分の思い通りに制御する。それが、相手と気を合わせ気を結ぶということなのですね。

昨日の短刀取りの技では、小手返しに似ていても、全く違うことに驚きました。動きで制するのではなく、腰の力を十分に使い、小手をヒネるのではなく、手首を折り畳むように折り返されると、どうにも逃げようがなく、合気道でしばしば行う、隙をみて技をし返す「返し技」などやりようもありません。参りました。

また、次の稽古でも短刀取りの技を是非やりたいと思っております。天野先生、よろしくお願い致します。