2017年7月28日金曜日

D氏による稽古と祝賀会の感想

7月22日土曜日の稽古は3時間を越すものでしたが、長くは感じられませんでした。総勢10名でしたが前期高齢者が半数以上いるため、途中で何度か水休憩を取りながらの稽古でした。天野先生の技の見事さ、ご指導の分かりやすさは、驚きの連続と自分の常識を越えたものでした。本当の合気道は大東流にあることをしっかりと実感した次第でした。いま私は、天野道場で大東流が学べる幸せと、天野先生と巡り会えた幸せに浸りながらも過酷な3時間稽古に挑みました。

ハイライトは稽古の最後に天野先生が見せてくださった技で、触れた場所が相手の腕であろうが肩であろうが腹であろうが、片手を持たれようが両手を持たれようが、一人に持たれようが二人に持たれようが、合気上げ、合気下げを自由自在に操り、相手をその場に崩し制する想像を越えた技でした。正に凄技と言われるにふさわしい技の連続、ただただ私は、目にしっかりと焼き付けるのみでした。いつか!これが出来るようになりたいと強く願った次第でした。

襲いかかる者は前から来るか後ろから来るか、つかみに来るか蹴りに来るか殴りに来るか、何処をどんなふうに攻撃してくるか分かりません。だからこそ、こう来たら、こうとか、ああ来たら、こうとか、そんなことではなく、触れた瞬時に制する技でなければなりません。相手が違えば、攻撃の仕方が違えば、状況が違えば、それによって対処の仕方は全て変わりますが原理原則は変わりません。

合気の技は千変万化と合気道開祖植芝盛平先生は言われましたが、その千変万化の源が大東流の合気上げ合気下げにあることを知り、私は心を新たにしました。相手の首、肩に合気をかけることで重心を上方に上げ、体勢を不安定にさせて腰の支えを外せば良いのです。後は相手を思い通りにコントロールしてその場に落として固めるか、投げ飛ばすかすれば良いのです。

こうして参加者は3時間もの長い時間を充実したうちに終了しました。心地良い疲労感をシャワーで流したあとは、本日のスペシャル企画、天野先生古希の祝宴が待ってます。実は、天野先生が7月19日に御年70歳を迎えられました。稽古後一同は野草庵に移動して楽しいひと時を過ごしました。その中で私は先生にお願いしたき事をお伝えしました。それは、この素晴らしい大東流合気柔術をぜひとも後世に伝えてほしいということです。伝えなければ消えてなくなります。なんとしても後世に繋いでいただきたいと強く思っています。

また、天野道場が開かれて本年8月に10年とか!ならばぜひとも10年の節目に周年行事を行いたいと願っています。記念誌、演武、祝賀会をどんな形であれ、やるべきと思います。この日の祝宴を企画し様々なお骨折りをしてくださった遠藤ご夫妻には心から感謝いたします。先生のお気持ちを見事に忖度されたプレゼントも素晴らしかったです。さすが先生の一番弟子です。

最後に先生からお言葉をいただき、お開きとなりました。参加者一同、維心館天野道場のますますの発展と全員の健康を祈って手締めをしました。これからも、さらに元気良く、明るく楽しい稽古でありますように。

2017年7月27日木曜日

維心館女子会員による稽古の感想

昨日はありがとうございました。体調を崩していて久々の稽古で、気持ち良い汗をかくことが出来ました。お陰様で今日は気分爽快で仕事にも集中できそうです。

天野先生に技をかけて頂くと、呼吸が止まったり、腰が重くなったり、力が入れられ無くなったり、身体が浮き上がってしまったり…不思議な感覚で、とにかく楽しく、毎回稽古を心待ちにしています。

また分解して、ゆっくり分かりやすく教えて下さるのですが、いかんせん、まだ身体に自由に動いてもらえず、日々悩みながら脳内稽古をしています。最後にした二カ条締めもいろんな実戦的な締め方があり、大変勉強になりました。

私のお相手の人は先生が締めた手首が相当に痛そうで、技の効果がはっきりしてて分かりやすいと感じました。

2017年7月22日土曜日

天野先生の古希祝い

本日は大東流合気柔術維心館館長、天野正之先生の古希を記念して、3時間の特別稽古とお祝い会を行いました。一同、蒸し風呂のような道場で、たっぷり汗をかいた後、腹いっぱい飲み食いして、また次のステップへと決意を新たにしました。どうか今後も末長く、ご指導いただきたいと思います。



2017年7月8日土曜日

本日は大盛況

浜松から遠路はるばる、お二人が稽古に参加されました。総勢11人となり、賑やかにいい汗を流しました。また、ちょくちょく来ていただきたいと思います。






2017年7月5日水曜日

D氏による「内手取り巻き込み落としのポイント」

7月4日東京武道館の稽古で学んだことを振り返ります。

我流の名付けではありますが、相手が内手で私の手をとりに来た時の技です。

腕を掴みに来る相手の動きを読み、後の先で素早く誘い、相手が私の腕を上から掴むように触れた時に、親指と人差し指を広げて下からあてがった私の手の中指の先を支点にして肘を外側に回すように上げ、相手の腕を内側に巻き込むようにして、腰を取る。

この時、指先の位置は変えず、また肘を上げ過ぎないこと。手首で相手の腕を裏返そうとするのではなく、肘を柔らかく使って巻き込むとともに一歩踏み出し、身体を寄せ、下になった相手の肘、腕、手首と上になった私の手首、腕、肘が一直線になるようにし、相手の崩れた腰の下のかかと辺りに落とす。この一連の動作を、まるで羽毛が触れるような柔らかさと素早さで行うことが肝心であります。

身体を寄せ、相手を下に落とした時に、自分の姿勢は少しも崩れていない、というようにすることです。

説明がクドすぎて却って分かりづらくなったかもしれません。お赦しください。